無線タグを巡る2つの危機
ひとつめ。
現在日本では電子マネーが急速に普及しつつあるが、それはFelicaという規格である。
この規格、香港やインドでも使われているそうなのだが、欧州ではどうやら、Mifareという別の規格が支流らしい。(ちなみにこの規格はなぜかtaspoに使われている。)
で問題なのは、世界で見るとMifareのほうが優勢らしいのだ、このままだと携帯電話の時の様に、電子マネー環境がFelicaの普及によりガラパゴス化してしまう可能性があるのだ。
これは、なんとしてもさけたいものである。
サイフケータイとしては、NFCという規格の採用により、FelicaとMifare両対応のケータイは作れるようだが、FelicaとMifareという異なる規格が存在する問題は解決しないようだ。
話を戻してなぜ、そもそも、日本固有の規格が日本で普及する事が良くないのか。
携帯電話で日本は、世界より多機能、高機能を実現したが、世界では規格外だったので、せっかく作ったその高機能な携帯を日本より大きなマーケットで販売できなかった事。
iPhoneのように、必ずしも高機能ではないが、魅力的なケータイがなかなか日本に入って来れない状況になってしまった事。
それが、ガラパゴス化である。
例えて言うなら、日本全体がHD-DVDの再生機を買っちゃって、結局Blu-rayが勝って皆、損するといったようなものなのかもしれない。周りはみんな使ってるしいいじゃんと思うかもしれないが、所詮井の中の蛙。損している事に気がついてないだけか、そのつけが後で回ってきたりするのだ。
これを防ぐ方法は、日本の規格をグローバルスタンダードにするか、グローバルスタンダードとなる規格を採用するか、どちらかである。
2つめ。
ウォルマートが、RFIDの本格的導入に向け賭けにでた。
【RFID Journal LIVE!】「全商品にICタグを付けて」と米ウォルマートが宣言、対応しないと“罰金”
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080417/299297/
ウォルマートはもう3年程前から、RFIDの導入を計ってきたがなかなか商品全体への導入が進められなかったようでこれが最後の賭けとも言える。
しかし逆に言うとこれで、RFIDの本格導入が進んでしまったら日本はまたしても、RFIDの普及にアメリカに遅れを取ってしまうという事にもなりかねないように思う。
リスクをとらない日本企業の問題なのか、リスクをとれない日本の土壌が悪いのか分からないが、この危機感は思い過ごしだろうか?
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